1983/8/7/Sun.	7:30PM	99,99 typeC	サーカスサーカス

　９９，９９typeC（フォーナイン）を観に行ったのは
「９９，９９」というバンド名をフリーペーパー等でよく目にしていた
名の通ったライブハウス「サーカス・サーカス」に一度行ってみたかった
たまたまその日、バイトが休みだった
以上の理由である。
音的には完全なるフュージョンバンドである。
普通MCはフロントマンであるVoが勤めるものだが
ステージ右側に要塞の如く積み上げられたキーボードに囲まれた喜太郎風の容姿をしたリーダーが仕切る。
このバンドのリードギター（メンバー紹介では”変態ギター”）成田忍は後に
高橋幸宏プロデュースのもと細野晴臣のレーベル「NonStanderd」より「アーバンダンス」の一員としてデビューするのである。
（９９，９９自体メジャーからレコードを出ていたから再デビューですか？）
ポストYMOと期待されるも、イマヒトツはじけることなく姿を消すのだあった。

余談だがバンド名「99，99」の後に付く「typeC」
はステージに立つメンバー構成によって「typeA」だの「typeB」だのになったりするらしい。
何が違うんだか、「喜太郎」が仕切っている以上音的にそう変りはあるまい。